出産の記録3。
9/17 木曜日、朝9時。
病院着。陣痛で鬼の形相&ぐったりの私を車椅子に乗せ、私のバッグを肩にかけて入院手続きやらを済ませてくれたオッパ。オッパがいなかったら、もっと過酷な出産になっていただろう。
病院側もすぐに対応してくれ、健診、血液検査をして陣痛誘発に入ったのが10時前。
この時、子宮口5cm。『硬いな〜これは』と健診してる女医さん。続いて看護師長さん、続いて助産師研修生に内診される。迫る、陣痛。3人によるグリグリ。また喘ぎ泣く私。orz
陣痛室で誘発剤投与。
赤ちゃんの向きが微妙なので、ベッドの上でバランスボールにもたれて四つん這いになるようにと言われる。この痛みのレベルで四つん這いは痛みを逃すどころか、痛みが増幅しているように感じた。きっと誘発剤もあって、痛みがズンドコやって来てたんだろう。
1時間くらい経った時、女医さんが陣痛の進み具合などを見て、『うん、帝王切開せんでもいけそうやから、食べても大丈夫やな。』 と言ってくれたのを微かに覚えてる。朝方から『帝王切開になるかも知れないから食べないでおこう』と言われていた。なんとか下から産めるんだと思って痛みの中でホッとした。
バランスボールを手放し、ひたすら横になって陣痛を耐える。もう、誰に聞こえていようがおかまいなし。痛みレベル9。
いだーーーーーい‼︎
ぅあ"あ"ーーーー‼︎‼︎
誘発剤、すげぇ。ひっきりなしに痛みが来る。いつになったら産める状態になるんだ、ほんまにちゃんと産めるのか、そんな不安も混じり涙が出る。
そんな時、一瞬、病院内の空気が変わる。
陣痛で周りのことなんて全然分からなかったのに、いきなり病院内がふっと静まりかえったのを感じた。 次の瞬間、“わっ‼︎” という声ではない、喜びの波動のようなものが響いて、“おぎゃー‼︎” と産声が聞こえてきた。
『生まれたんや。っていうか、産んではったんや…』
横の陣痛室に他の人が入ってることも、いつの間にか分娩に入っていたことも全く気づかなかった。分娩室の外で待機している家族であろう人達の喜びの話声も聞こえた。
私もちゃんとこの子を無事に産んであげられるのか、産まれた赤ちゃんの泣き声を聞くと不安とプレッシャーと陣痛の痛みで号泣。
私を励まそうとオッパが
『隣の人、産まれたで!boriももうちょっと!がんばれ‼︎』 と言ってきてくれたが、今、その言葉が一番プレッシャーやねん‼︎ 言われんでも頑張ってる‼︎
思わず 『うるさい‼︎』 とまた怒ってしまった。(笑)
ここの病院は助産師さんが多い。
医師以外はほとんど助産師免許所持の介護士という感じ。
総合的な指示と会陰切開などの医療処置をする主治医、誘発剤などの判断をする女医、陣痛からお産までをサポートする助産師数名。プラス今は実地研修期間らしく、助産師学校と看護師学校の生徒がいた。
さっき内診をした研修生は、陣痛中、私の手を握って一緒に呼吸をしてくれた。オッパにも気を遣って『ダンナさんも何か食べてくださいね』とか話しかけてくれた。助産師というのは体力と気力がいる仕事だとつくづく思った。
ベテランの助産師さんも何人か様子を見ながらついててくれ、やっぱりさすり方が神。嘘みたいに陣痛が和らぐ気がする。1人、すごく優しい声の助産師さんがいて、その人に 『はい、フーフー、リラックスして〜、そう、上手です。』 と言われて陣痛時間を乗り越えて次の陣痛までの2,3分の間にコテッと眠りに入れる。ほんと催眠術みたいに。この一瞬の眠りで体力を温存できていたんだと思う。
いつだったか忘れたけど、ウンウン言ってる私の様子を見に来た助産師さんが 『あなた、何か運動やってた?』 と聞いてきた。
『水泳とソフトボールを…』 痛みに耐えながらそう言うと
『あ、やっぱりね』 と助産師さん同士で納得してた。
『何が“やっぱり”? いや、もう15年程前の話で、今は何もやってないし、筋肉もおちて…』 と話したいが、そんな余裕はなく、ウンウンうなるのみ。
陣痛で悶えてる途中で、一度健診室に歩かされ(看護師2,3人に支えられ、点滴のガラガラ引づって)、看護師長(超ベテラン助産師)に尿取りと内診される。痛みで何をされてたかも記憶にないが、この内診の時にまたしてもグリグリされていたらしく、卵膜?か何か子宮口を開くのを妨げてるものを師長さんの神業でグリッと開けてくれたらしい。(産後、他の助産師さんから聞いた。)ここにもいた、ゴッドハンド‼︎(笑)
確かにその後から一気に陣痛が進み、もう詳しいことは覚えてない。(レベル10 MAX)
ゴッドハンドの師長さんが 『うん、もういきみ、いきんでえぇで』 と言って、周りに『子宮口全開したよ』と言ってたのは覚えてる。それを聞いてお母さんが『全部開いたって!良かったな!』と側で声をかけてくれてたけど、答える余裕もないし、『いきんでいいって、どういうこと⁈』 ってパニックで意識が遠のきそうな中、本能的に体が何かを出そうとしていた。脳より体が勝手にいきみだした。私がしたくてそうしてるっていうより、そうさせられてる、そうせずにはいられない状態だった。
『いきむ時は声出したらあかんよ!』
必死で唇をつぐんできばる。
何回かきばったところで
『おっしゃ!頭見えて来たよ!分娩室うつろう‼︎』
この声で意識を取り戻す。
やっと分娩室に行ける‼︎
もうちょっとで赤ちゃんに会える‼︎
意外にも分娩室の様子を冷静に観察していた。看護師、助産師研修生が5,6人はいてギャラリーが多かった。ずっと手を握ってくれてた助産師研修生は赤ちゃんを取り上げる助産師さんの横について助手。その後ろで主治医の先生が見守ってる。私からの目線では、足を開いたど真ん中に先生が見える(笑) でも、この場で、恥ずかしいという感情は一切ない。
助産師さんから呼ばれ、私の左後ろについたオッパ。
『bori、もうちょっとや、頑張って‼︎』
って涙声…
(え、もう泣いてるよ、この人…)
ちょうど右上にデジタル時計があって、分娩準備をされながら時間を確認。14:50。
『1時間、いや30分でカタをつける‼︎』と心に決め気合を入れる。
長い陣痛中に助産師さんから
『あなたは上手くいきめそうだから、子宮口さえ開けばすぐ産めるはずよ‼︎』
と私の何を見て“いきむの上手そう”と判断したのかは謎だけど、そう励まされ続けていたので、その言葉を信じて一回のいきみに全力をかけた。
妊娠してからお母さんに何回も
『う⚪︎ち出す時と同じようにきばれば良い。』
とアドバイスもされていたので、それを忠実に守った。(笑)この際、脱糞しようが大勢の前でお股全開になろうが関係ない。早く出す‼︎
『踏ん張る前に深呼吸2回して、一番痛い時に、頑張って踏ん張ろう‼︎そうしたら赤ちゃん早く出てこれるよ‼︎』
『頭あげて踏ん張って‼︎ 目開いて、足の方見て‼︎』
なかなか、難易度の高いこと言いはるわ。
とにかく言われた通りにやってみる。
1回の陣痛に合わせて2,3回のいきみ。
『おー、うまい、うまい!』
『髪の毛、フサフサやで!もうちょっとで頭出るよ!』 みんな褒め上手、励まし上手。
出そうとしてる時も陣痛の痛みはMAXなんだけど、集中してるからかそれほど痛いと感じなかった。分娩中に一回 『いだーーい‼︎』と声に出したのは、頭か肩かが子宮口に挟まってる時。モーレツに現実的な痛さを感じた。
私の記憶では4,5回目の陣痛で
ヌル、ボトン…
『オギャー‼︎‼︎‼︎』
『産まれましたよ‼︎』
産んだという感覚はなく、まだあと一回位いきまないといけないと思っていたので『え?もう?いきまなくても良いの?』 って感じで一気に力が抜けた。
左からオッパも泣きながら
『bori!産まれた!잘했어!!!』
と産まれたことを教えてくれた。オッパの言葉を聞いて実感が湧き、涙があふれた。
時計を見たら、15:20。
宣言通り‼︎‼︎(笑)
産まれたばかりの赤ちゃんを胸の上にのせてもらったら、今までの痛みも疲れも吹っ飛んだ。この子が自分のお腹にいたなんて不思議で、なんとも言えない幸せで爽快な気分になった。
我にかえった時、内唇が傷ついてるのに気付いた。声をこらえて、いきんだせいで上下の前歯で唇をおもいきり噛んでいた。
後陣痛というやつは、あったんだろうけどあんまり覚えてない。
胎盤も早く出たっぽい。
奇跡的に会陰切開もされず、グリグリ内診の時に切れたであろう内側をちょこっと縫ってもらうだけで済んだ。(これは産後回復にだいぶ助かった…)
処置をされてる間、研修生たち3人がバックにつき汗を拭き、肩を揉み、水を飲ませてくれた。なんか、私、ボクサーみたい…(笑)
陣痛中、“神業のさすり” をしてくれた優しい声の助産師さん他に『いきむの、すんごく上手でしたよ〜‼︎ 初めてとは思えないくらい‼︎ 』 と大絶賛をいただいた。
なんだかな〜( ̄▽ ̄)
胎盤を出す時か、お腹を主治医の先生に『ちょっと力抜いてねー』と押された。
『え、力入れてるつもりはないけど…』と思いながら、できるだけ全身の力を抜いてみた。
『え、力抜いてる? あ〜硬いわ〜』と先生。
助手にまわってた助産師さんたちが
『やっぱり筋力が… すごいですね〜インナーマッスルが‼︎』 と人の下っ腹見て感心してる。
まさか、30過ぎて、こんな分娩台の上でインナーマッスルを褒められるとは思いもよらなかった。(笑)(いや、褒められてたのか⁈)
あぁ!さっき、陣痛中に運動してた?とか聞いてきたんは、こういうことか…
妊婦健診の時も『あなたみたいに下っ腹がカッチリしてる人は早産の恐れは少ないね。下がってきにくいかもね。』 と言われたし。
インナーマッスルが子宮口の開きを硬くしてたんだろうか…
赤ちゃんの首と肩にへその緒がからまってたらしく、その為に出てくるのに時間がかかった…とも言われた。
赤ちゃんを取り上げてくれた助産師さんも
『なんか、分からんけど硬かったね〜
ほんま、来た時は“もう産まれそう”な痛がり方やったのに見たら全然開いてなかったし、びっくりしたわ〜 帝王切開になるって思ったわ〜
なんやろね? でも、あの状況はほんま痛かったんやと思うわ。産めて良かったね‼︎』 と。
会う助産師さんみんなに
『無事に産めて良かったね〜‼︎』
と言ってもらった。どんだけ騒いだんだ、私は。(笑)
早々と処置を終え、待機室に運ばれ、母とも再会。母は、既に赤ちゃんを見ていて、分娩室から出てきた私に
『上出来!上出来!』 と喜びの笑顔で言ってくれた。上出来とは赤ちゃんの顔のこと。母好みの顔だったんだろう(笑)
母の顔を見るとすごく安心して、普通に戻れた。そして、母とオッパに八つ当たりしまくったことを反省。(笑)
オッパに立ち合ってもらい、母に側にいてもらい、本当に有難い境遇で産めたことに感謝しないといけない。
通っていた助産院では産めなかったけど、そこに通ってないと知ることができなかった病院。本当にたくさんの医師、助産師さんに助けてもらった。
入院中、母とオッパの二人暮らし。
オッパオッパはワカメスープを作って持ってきてくれた。韓国のワカメで^ ^
↓病院食➕ワカメスープ。食欲旺盛( ^ω^ )
お陰で産後の回復も順調。
初めての育児に挑戦するのでした。
あ〜長かった…( ̄▽ ̄)
病院着。陣痛で鬼の形相&ぐったりの私を車椅子に乗せ、私のバッグを肩にかけて入院手続きやらを済ませてくれたオッパ。オッパがいなかったら、もっと過酷な出産になっていただろう。
病院側もすぐに対応してくれ、健診、血液検査をして陣痛誘発に入ったのが10時前。
この時、子宮口5cm。『硬いな〜これは』と健診してる女医さん。続いて看護師長さん、続いて助産師研修生に内診される。迫る、陣痛。3人によるグリグリ。また喘ぎ泣く私。orz
陣痛室で誘発剤投与。
赤ちゃんの向きが微妙なので、ベッドの上でバランスボールにもたれて四つん這いになるようにと言われる。この痛みのレベルで四つん這いは痛みを逃すどころか、痛みが増幅しているように感じた。きっと誘発剤もあって、痛みがズンドコやって来てたんだろう。
1時間くらい経った時、女医さんが陣痛の進み具合などを見て、『うん、帝王切開せんでもいけそうやから、食べても大丈夫やな。』 と言ってくれたのを微かに覚えてる。朝方から『帝王切開になるかも知れないから食べないでおこう』と言われていた。なんとか下から産めるんだと思って痛みの中でホッとした。
バランスボールを手放し、ひたすら横になって陣痛を耐える。もう、誰に聞こえていようがおかまいなし。痛みレベル9。
いだーーーーーい‼︎
ぅあ"あ"ーーーー‼︎‼︎
誘発剤、すげぇ。ひっきりなしに痛みが来る。いつになったら産める状態になるんだ、ほんまにちゃんと産めるのか、そんな不安も混じり涙が出る。
そんな時、一瞬、病院内の空気が変わる。
陣痛で周りのことなんて全然分からなかったのに、いきなり病院内がふっと静まりかえったのを感じた。 次の瞬間、“わっ‼︎” という声ではない、喜びの波動のようなものが響いて、“おぎゃー‼︎” と産声が聞こえてきた。
『生まれたんや。っていうか、産んではったんや…』
横の陣痛室に他の人が入ってることも、いつの間にか分娩に入っていたことも全く気づかなかった。分娩室の外で待機している家族であろう人達の喜びの話声も聞こえた。
私もちゃんとこの子を無事に産んであげられるのか、産まれた赤ちゃんの泣き声を聞くと不安とプレッシャーと陣痛の痛みで号泣。
私を励まそうとオッパが
『隣の人、産まれたで!boriももうちょっと!がんばれ‼︎』 と言ってきてくれたが、今、その言葉が一番プレッシャーやねん‼︎ 言われんでも頑張ってる‼︎
思わず 『うるさい‼︎』 とまた怒ってしまった。(笑)
ここの病院は助産師さんが多い。
医師以外はほとんど助産師免許所持の介護士という感じ。
総合的な指示と会陰切開などの医療処置をする主治医、誘発剤などの判断をする女医、陣痛からお産までをサポートする助産師数名。プラス今は実地研修期間らしく、助産師学校と看護師学校の生徒がいた。
さっき内診をした研修生は、陣痛中、私の手を握って一緒に呼吸をしてくれた。オッパにも気を遣って『ダンナさんも何か食べてくださいね』とか話しかけてくれた。助産師というのは体力と気力がいる仕事だとつくづく思った。
ベテランの助産師さんも何人か様子を見ながらついててくれ、やっぱりさすり方が神。嘘みたいに陣痛が和らぐ気がする。1人、すごく優しい声の助産師さんがいて、その人に 『はい、フーフー、リラックスして〜、そう、上手です。』 と言われて陣痛時間を乗り越えて次の陣痛までの2,3分の間にコテッと眠りに入れる。ほんと催眠術みたいに。この一瞬の眠りで体力を温存できていたんだと思う。
いつだったか忘れたけど、ウンウン言ってる私の様子を見に来た助産師さんが 『あなた、何か運動やってた?』 と聞いてきた。
『水泳とソフトボールを…』 痛みに耐えながらそう言うと
『あ、やっぱりね』 と助産師さん同士で納得してた。
『何が“やっぱり”? いや、もう15年程前の話で、今は何もやってないし、筋肉もおちて…』 と話したいが、そんな余裕はなく、ウンウンうなるのみ。
陣痛で悶えてる途中で、一度健診室に歩かされ(看護師2,3人に支えられ、点滴のガラガラ引づって)、看護師長(超ベテラン助産師)に尿取りと内診される。痛みで何をされてたかも記憶にないが、この内診の時にまたしてもグリグリされていたらしく、卵膜?か何か子宮口を開くのを妨げてるものを師長さんの神業でグリッと開けてくれたらしい。(産後、他の助産師さんから聞いた。)ここにもいた、ゴッドハンド‼︎(笑)
確かにその後から一気に陣痛が進み、もう詳しいことは覚えてない。(レベル10 MAX)
ゴッドハンドの師長さんが 『うん、もういきみ、いきんでえぇで』 と言って、周りに『子宮口全開したよ』と言ってたのは覚えてる。それを聞いてお母さんが『全部開いたって!良かったな!』と側で声をかけてくれてたけど、答える余裕もないし、『いきんでいいって、どういうこと⁈』 ってパニックで意識が遠のきそうな中、本能的に体が何かを出そうとしていた。脳より体が勝手にいきみだした。私がしたくてそうしてるっていうより、そうさせられてる、そうせずにはいられない状態だった。
『いきむ時は声出したらあかんよ!』
必死で唇をつぐんできばる。
何回かきばったところで
『おっしゃ!頭見えて来たよ!分娩室うつろう‼︎』
この声で意識を取り戻す。
やっと分娩室に行ける‼︎
もうちょっとで赤ちゃんに会える‼︎
意外にも分娩室の様子を冷静に観察していた。看護師、助産師研修生が5,6人はいてギャラリーが多かった。ずっと手を握ってくれてた助産師研修生は赤ちゃんを取り上げる助産師さんの横について助手。その後ろで主治医の先生が見守ってる。私からの目線では、足を開いたど真ん中に先生が見える(笑) でも、この場で、恥ずかしいという感情は一切ない。
助産師さんから呼ばれ、私の左後ろについたオッパ。
『bori、もうちょっとや、頑張って‼︎』
って涙声…
(え、もう泣いてるよ、この人…)
ちょうど右上にデジタル時計があって、分娩準備をされながら時間を確認。14:50。
『1時間、いや30分でカタをつける‼︎』と心に決め気合を入れる。
長い陣痛中に助産師さんから
『あなたは上手くいきめそうだから、子宮口さえ開けばすぐ産めるはずよ‼︎』
と私の何を見て“いきむの上手そう”と判断したのかは謎だけど、そう励まされ続けていたので、その言葉を信じて一回のいきみに全力をかけた。
妊娠してからお母さんに何回も
『う⚪︎ち出す時と同じようにきばれば良い。』
とアドバイスもされていたので、それを忠実に守った。(笑)この際、脱糞しようが大勢の前でお股全開になろうが関係ない。早く出す‼︎
『踏ん張る前に深呼吸2回して、一番痛い時に、頑張って踏ん張ろう‼︎そうしたら赤ちゃん早く出てこれるよ‼︎』
『頭あげて踏ん張って‼︎ 目開いて、足の方見て‼︎』
なかなか、難易度の高いこと言いはるわ。
とにかく言われた通りにやってみる。
1回の陣痛に合わせて2,3回のいきみ。
『おー、うまい、うまい!』
『髪の毛、フサフサやで!もうちょっとで頭出るよ!』 みんな褒め上手、励まし上手。
出そうとしてる時も陣痛の痛みはMAXなんだけど、集中してるからかそれほど痛いと感じなかった。分娩中に一回 『いだーーい‼︎』と声に出したのは、頭か肩かが子宮口に挟まってる時。モーレツに現実的な痛さを感じた。
私の記憶では4,5回目の陣痛で
ヌル、ボトン…
『オギャー‼︎‼︎‼︎』
『産まれましたよ‼︎』
産んだという感覚はなく、まだあと一回位いきまないといけないと思っていたので『え?もう?いきまなくても良いの?』 って感じで一気に力が抜けた。
左からオッパも泣きながら
『bori!産まれた!잘했어!!!』
と産まれたことを教えてくれた。オッパの言葉を聞いて実感が湧き、涙があふれた。
時計を見たら、15:20。
宣言通り‼︎‼︎(笑)
産まれたばかりの赤ちゃんを胸の上にのせてもらったら、今までの痛みも疲れも吹っ飛んだ。この子が自分のお腹にいたなんて不思議で、なんとも言えない幸せで爽快な気分になった。
我にかえった時、内唇が傷ついてるのに気付いた。声をこらえて、いきんだせいで上下の前歯で唇をおもいきり噛んでいた。
後陣痛というやつは、あったんだろうけどあんまり覚えてない。
胎盤も早く出たっぽい。
奇跡的に会陰切開もされず、グリグリ内診の時に切れたであろう内側をちょこっと縫ってもらうだけで済んだ。(これは産後回復にだいぶ助かった…)
処置をされてる間、研修生たち3人がバックにつき汗を拭き、肩を揉み、水を飲ませてくれた。なんか、私、ボクサーみたい…(笑)
陣痛中、“神業のさすり” をしてくれた優しい声の助産師さん他に『いきむの、すんごく上手でしたよ〜‼︎ 初めてとは思えないくらい‼︎ 』 と大絶賛をいただいた。
なんだかな〜( ̄▽ ̄)
胎盤を出す時か、お腹を主治医の先生に『ちょっと力抜いてねー』と押された。
『え、力入れてるつもりはないけど…』と思いながら、できるだけ全身の力を抜いてみた。
『え、力抜いてる? あ〜硬いわ〜』と先生。
助手にまわってた助産師さんたちが
『やっぱり筋力が… すごいですね〜インナーマッスルが‼︎』 と人の下っ腹見て感心してる。
まさか、30過ぎて、こんな分娩台の上でインナーマッスルを褒められるとは思いもよらなかった。(笑)(いや、褒められてたのか⁈)
あぁ!さっき、陣痛中に運動してた?とか聞いてきたんは、こういうことか…
妊婦健診の時も『あなたみたいに下っ腹がカッチリしてる人は早産の恐れは少ないね。下がってきにくいかもね。』 と言われたし。
インナーマッスルが子宮口の開きを硬くしてたんだろうか…
赤ちゃんの首と肩にへその緒がからまってたらしく、その為に出てくるのに時間がかかった…とも言われた。
赤ちゃんを取り上げてくれた助産師さんも
『なんか、分からんけど硬かったね〜
ほんま、来た時は“もう産まれそう”な痛がり方やったのに見たら全然開いてなかったし、びっくりしたわ〜 帝王切開になるって思ったわ〜
なんやろね? でも、あの状況はほんま痛かったんやと思うわ。産めて良かったね‼︎』 と。
会う助産師さんみんなに
『無事に産めて良かったね〜‼︎』
と言ってもらった。どんだけ騒いだんだ、私は。(笑)
早々と処置を終え、待機室に運ばれ、母とも再会。母は、既に赤ちゃんを見ていて、分娩室から出てきた私に
『上出来!上出来!』 と喜びの笑顔で言ってくれた。上出来とは赤ちゃんの顔のこと。母好みの顔だったんだろう(笑)
母の顔を見るとすごく安心して、普通に戻れた。そして、母とオッパに八つ当たりしまくったことを反省。(笑)
オッパに立ち合ってもらい、母に側にいてもらい、本当に有難い境遇で産めたことに感謝しないといけない。
通っていた助産院では産めなかったけど、そこに通ってないと知ることができなかった病院。本当にたくさんの医師、助産師さんに助けてもらった。
入院中、母とオッパの二人暮らし。
オッパオッパはワカメスープを作って持ってきてくれた。韓国のワカメで^ ^
↓病院食➕ワカメスープ。食欲旺盛( ^ω^ )
お陰で産後の回復も順調。
初めての育児に挑戦するのでした。
あ〜長かった…( ̄▽ ̄)
by leebori
| 2015-10-04 22:20
| 妊娠・ 出産
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